「ロボアドバイザーはアイスクリームのように…フレーバーは多種多様!」

Six ice creams in cones on white background 来週、11日に東京で開かれるセレントイノベーション・フォーラム にスピーカーとして参加することになっており、今からわくわくしています。 それに先立ち、注目度が急上昇するこの分野のキーワードを紹介したいと思います。まず、最も基本的なコンセプトから始めましょう。
  • ロボアドバイザー: この言葉は自動投資アドバイス(Automated Investment Advice)の略語のように使われることがありますが、正確には全くの同義ではありません。「ロボアドバイザー」は人的介入が全くないことを前提としているのに対し、「自動投資アドバイザー Automated Investment Advisor」は完全に自動化されたモデルと人間のアドバイザーを補完して自動化テクノロジーを使うモデルの両方を指します。スタートアップ企業の多くは、「自動投資アドバイザー Automated Investment Advisor」を好んで使っています。こちらの方がよりプロらしい(かつより正確な)響きがあるからでしょう。
ロボアドバイザーには基本的に2つのモデルがあります。
  • B2Cモデル: ロボアドバイザーの第一世代は、個人顧客向けで、ほとんどが人的介入のない、完全自動化モデルでした。しかし、個人顧客の獲得コストが嵩んだことから、人間のアドバイザーをロボで補完するハイブリッド型モデルにその多くが移行しました。
  • B2Bモデル: 2007年頃に登場したロボアドバイザー企業のうち、人的介入のない完全自動化モデルを固持しているのはWealthfront(運用資産残高は30億ドル超)だけです。その他のプレーヤーは、B2Bまたはハイブリッド型モデルに転換することで成長を実現しました。例えば、BettermentはFidelity Investmensと提携し、同社の数千人のアドバイザーをロボテクノロジーでサポートしています。
このように、ロボアドバイザーのビジネスモデルの強さと独自性を決めるのは、提供する商品自体(多くの場合はプレイン・バニラのETF)ではなく、どのように提供するか、デリバリー方法におけるイノベーションであるといえます。ロボアドバイサーの特長は、スムーズで直観的なユーザーエクスペリエンス、そして手数料の安さ(および透明性)にあります。どのロボアドバイザー企業もイノベーションを継続し、米国では退職金の資産運用をサポートするまでに成長してきました。現在はB2Bモデルが最も勢いを強めていますが、今後は、より強力な完全自動化モデルを持つプレーヤーがこの市場に参入してくることは間違いないでしょう。    
Will Trout About Will Trout

William Trout is a senior analyst with Celent’s Wealth Management practice. His research centers on on automated advice delivery (robo advisors), data analytics and segmentation, retirement investments, the use of digital tools and wealth management platform technology.

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